早稲田大学の本キャン(早稲田キャンパス)のすぐ近くに「わせだの弁当」という弁当屋がある。通称「わせ弁」。安くて多いのが特徴の「わせ飯」のひとつである。あまりのコスパの高さにより、あの唐揚げは高田馬場の鳩肉なのではないかとささやかれるほどである。わせ弁には頻繁にお世話になっているのだが、いつも同じメニューばかりを注文しているので、全てのメニューを制覇しようと決心した。その記録をここに記す。
- 茄子カラ弁当
- ギョーカラ弁当
- シューカラ弁当
- 早稲田弁当
- ドカ弁
- シーフードフライ弁当
- ステーキ弁当
- 和風幕の内弁当
- スタミナ弁当
- スポーツ弁当
- 唐揚焼肉弁当
- ホッケの塩焼弁当
- メンチ焼肉弁当
- 中華弁当
- 生姜焼弁当
- チンジャオロース弁当
- おふくろ弁当
- チキン照焼弁当
- ビビンバ焼肉弁当
- ベスカラ弁当
- あらびきハンバーグ弁当(トマトソース)
- 唐揚(鶏)弁当
- エビフライ弁当
- チキン竜田弁当
- ミノキムチ丼
- もつ丼
- 塩チキン弁当
- チキン南蛮弁当
- とりそぼろ弁当
- 二段シャケ弁当
- カキフライ弁当
- イカフライ弁当
- ミックス弁当
- パワー弁当
- 結言
- 今後の展望
茄子カラ弁当
★★★★☆
ご飯の上に唐揚げ、茄子の炒め物、漬物が乗っていて、甘い醤油味?のたれがかかっている。良い。
今回は普通盛(350円)を購入した。
筆者はこの弁当が一番のお気に入りであるため、8割くらいの割合で茄子カラ弁当を注文している。
肉だけでなく野菜も入っていて健康的!!というのが我々研究室のメンバーの見解である。
この弁当を買った帰り道に裏道を見つけた。研究室とわせ弁の間の行き来がさらにしやすくなり、弁当進捗がはかどりそうである。
ギョーカラ弁当
★★★★☆
ご飯、揚げ餃子、きゃべつの千切り、唐揚げ、きんぴらごぼう(写真には写っていないが)、漬物、醤油、からしが入っている。
今回は普通盛(350円)を購入した。
全体的に茶色くて健康的である。
揚げ餃子を食べたのは小中学校の給食以来であるため懐かしさを感じる。
シューカラ弁当
★★★★☆
ご飯、千切りキャベツ、しゅーまい、きんぴらこぼう、唐揚げ、漬物、醤油、からしが入っている。
今回は普通盛(350円)を購入した。
この漬物はしば漬けという漬物であることを知った。
以上3種類がわせ弁のスリートップ(メニューの一番上に書いてある)であり、筆者も頻繁に食べるメニューである。いつも胃袋を満たしてもらっているので感謝しなければならない。
ちなみに筆者はおてもとに入っているつまようじを使ったことはない。
早稲田弁当
★★★★☆
ご飯、唐揚げ、オムレツ、揚げ餃子、茄子の炒め物、しば漬け、ポテトサラダ、千切りキャベツ、串カツ(肉と玉ねぎ)、醤油、ソースが入っている。
今回は普通盛(480円)を購入した。
惣菜の種類の多さのため、まるでわせ弁の総集編といった感じである。
茄子カラ、ギョーカラ、シューカラよりも値段が高く、野菜が多めである。どうやら健康のためにはそれなりの出費を覚悟しなければならないらしい。
大して運動してないのにカロリーの高そうなものばかり食べているため太りそうであるが、まだ大丈夫と自分に言い聞かせる。わせ弁のために運動を始めようかと思う。
研究室からわせ弁の店に向かう途中に別の弁当屋さんを2つも見つけた。わせ弁を食べ終わったらそっちの店の弁当も食べてみたい。
ドカ弁
★★★★☆
ご飯、のり、おかか、しば漬、きんぴらごぼう、メンチカツ、コロッケ、オムレツ、唐揚げ、ウィンナー、醤油、ソースが入っている。豪華なのり弁といった感じである。
今回は普通盛(450円)を購入した。
この透明なふたの容器は茄子カラ弁当の大盛りを注文したときに出てくるもの同じである。名前がドカだから大きめの容器に入っているのだろうか。
早稲田弁当との最大の違いは茄子の有無であろう。
ここで赤いウィンナーについて物申したい。赤いウィンナーが入っていると視覚的な華やかさが出るが、健康さは感じにくいのではなかろうか。特にこのウィンナーは赤い服を着ているかのようである(食べれば分かる)。赤かろうがそうでなかろうが、味はウィンナーである。赤いウィンナーの是非については検討の余地がある。
「わせ弁 歴史」で検索したら面白いことが分かった。わせ弁はもともとほっかほっか亭のチェーン店だったらしい。その他にも色々と面白いことが書いてあった。詳細は省くが、昔からこの近辺の人たちからよく利用されていたようだ。
さらに調べてみると早稲田大学わせ弁研究会なるTwitterアカウントの存在を確認した。わせ弁を学術的に研究する必要性を他の人たちも気づいているようだ。ツイートを見る限りではその研究会のメンバーは文学部の学生が中心らしい。彼らにはわせ弁を文学的に研究してもらうことにして、筆者の研究室ではわせ弁を工学的に研究するつもりである。
そういえばこのブログを書いているうちに筆者の食レポがうまくなっていくことを期待したい。
シーフードフライ弁当
★★★★☆
ご飯、おかか、のり、唐揚げ、しば漬け、千切りキャベツ、カニクリームコロッケ、エビフライ、白身魚のフライ、レモン!、ソース、タルタルソースが入っている。揚げ物が4種類もあり、存在感がある。
今回は普通盛(500円)を購入した。
並ばずに済むように12時前にわせ弁を訪れたのだが、すでに列ができていた。あまり並ばないために最適な時刻はいつ頃なのだろうか。それを知るために、まずは客数の増減をモデル化したい。客数の増え方を一次遅れ系に近似できると仮定したとき、開店時刻から立ち上がりまでの遅れ時間と時定数を知る必要がある。さらに、客数が減り始める時刻と時定数も知る必要がある。ここまで考えたものの、各種パラメータを丸一日かけて計測するほどの体力は筆者にはない。
いつのまにか揚げ物のしもべになっているので、揚げ物がおいしく感じられる。もちろんこの世にはもっとおいしい揚げ物が存在するが、これはこれでいい。カニクリームコロッケが謎であったけれど。
今回は会計時にくじをもらった。結果ははずれであった。
どういう条件のときにこのくじをもらえるのか、再現性はあるのか等について筆者は関心を持った。
レモンもおいしくいただいた。果肉はすっぱく、皮は少しだけ苦かった。
わせ弁を工学的に研究すると言ったけれど、その手法についてはまだ何も決まっていない。何の準備もしていない。この日記に書くべきネタが尽きてしまったときの切り札として使うかもしれない。
そろそろ気づいているかもしれないが、筆者には味がわからぬ。毎回弁当を五つ星で評価しているが適当である。いつも気まぐれに星をつけている。
ステーキ弁当
★★★☆☆
ご飯、ポテトサラダ、しば漬け、千切りキャベツ、ステーキ、オレンジ!が入っている。揚げ物が入っていないわせ弁を食べるのはこれが初めてである。注文する時に店員のおっちゃんから「10分くらいかかっちゃいますよ」と言われたが気にせず注文した。ステーキを焼くのに10分くらいかかるのであろう。
今回は普通盛(580円)を購入した。
前回もらったくじは今回もらえなかった。500円以上の弁当を購入したときにもらえるのかと予想を立てていたが、どうやら違ったようだ。どういう条件のときにくじをもらえるのかもう一度考え直す必要がある。
前回は客数と時刻の関係を一次遅れ系で近似できると仮定したが、縦軸が客数で横軸が時刻の正規分布に従うと仮定したほうがより自然である。ここでは昼時に限定して話を進めよう。平均μが12:30で標準偏差σが30分間とすると、12:00~13:00の1シグマ区間に約68%の客が来店し、11:30~13:30の2シグマ区間に約95%の客が来店していると計算できる。本当かどうかは知らない。
Foodieという食べ物をおいしそうに撮影するためのアプリを使ってみた。普通のカメラで撮った上のステーキ弁当の写真と見比べてみよう。
しば漬けが魅力的に写っている。
ちなみに普段筆者はよっぽど値段が高くやわらかい肉でない限り、ステーキではなくハンバーグを食べることにしている。
和風幕の内弁当
★★★★★
ご飯、ごま、梅干し、インゲン豆の天ぷら、たくあん、しば漬け、唐揚げ、シャケ、ゆで卵、きんぴらごぼう、甘い煮物、えびコロッケ、醤油が入っている。黄色と赤の漬物が華やかさを添えている。えびコロッケにはえびが入っていた。
今回は普通盛(530円)を購入した。
今までわせ弁を「工学的に研究する」と言ってきたが、結果が分かりきっていることに対しては研究という言葉を用いないため、これからは「工学的に考察する」という言葉を用いることにする。
さて、今回はわせ弁の名が早稲田大学の学生に広まる様子について考察していこう。わせ弁のことを知らない学生がわせ弁のことを知るためには何らかの障壁を乗り越えなければならない。例えばわせ弁について話している学生に偶然会うことなどである。人数が多い集団内でわせ弁について知らない学生があるきっかけによってわせ弁について知るようになる様子は、活性化状態を経て変化を起こす化学反応のようである。よって化学反応の反応速度式と同じような形の式を立ててみて、わせ弁情報伝播について解析することにする。
今回解析対象とする母集団を選ぶ際にいくつか仮定をする。早稲田大学に入学する人数と卒業する人数は同数である。全員が4年間で卒業する。わせ弁情報の伝達は各学年の間だけで行われる。以上のように仮定すると、母集団を各学年とし、解析期間は4年間とすることができる。ここで流体力学でよく使われる考え方である、流れとともに移動する検査体積を使用する。つまり、学生が学年を1つ上がるのと同時に、注目する学年を1つ上げるのである。すると4年間同じ学生たちに注目し続けることができる。補足しておくと、大学全体で見た時に、人数の多さのために、この仮定に反する事例は無視できるほど少ないと考えられる。ただし、大学院に関しては考慮しないことにする。
をわせ弁のことを知らない学生の人数、をある学年の人数、を時間、を正の定数とすると次のように立式できる。ただし母集団の中でわせ弁のことを知らない学生の割合を実数とみなした。
左辺はわせ弁のことを知らない学生の割合が減少する速さであり、右辺の括弧の中身はわせ弁のことを知らない学生の割合である。
簡単のためにを実数で置き換え、とすると
時間のとき人数とすると(つまり最初は人だけわせ弁のことを知っている)だからである。この変数分離形の微分方程式を初期条件のときの下で解く。まずのとき
を積分定数とすると
のときはとすればよいから式(5)が微分方程式の一般解である。
初期条件より
であるから
であったから
よってわせ弁のことを知らない学生は指数関数的に減少することがわかる。
情報伝播速度は開始直後は遅く、あるときを境に急激に速くなり、最終的には飽和して速度0に収束すると筆者は経験的に予想していた。今回の解析結果は情報伝播開始直後には適用できないが、ある程度時間が経って情報伝達速度が速くなったあとの挙動には適用できると推測できる。今回はとしたが、の値は実験により求めるべきものである。よって、今回のの値が妥当かどうか調べる必要がある。
スタミナ弁当
★★★★☆
ご飯、肉団子、牛肉と野菜の炒め物、唐揚げ、コロッケ、ソース、キャベツの千切り、しば漬けが入っている。そろそろ唐揚げに飽きてきたので、星5つにはしなかった。牛肉は固めなのであごを鍛えることができる。味に関しては個人的には割と高評価なのだが、この評価はわせ弁のメニュー同士の比較によって行われており、他の食べ物と比較しているわけではないので注意。なぜならば最近筆者はわせ弁ばかりを食べているからである。世の中には舌の肥えた貴族(のような人たち)がいて辛口評価をしがちだが、筆者にはうまいとまずいの2通りしか分からないため正確な評価などできようはずがなく、うまいとだけ感じるのである。
今回は普通盛(500円)を購入した。
画像加工アプリを使って弁当の写真を撮るとおいしそうに写せるのだが、なんだか嘘くさくて腹が立つ。よって今後はFoodieを使わないことにする。他の画像加工アプリは遊びで使ってみるかもしれないが。
いつか「食道を流れる唐揚げ流体の定常流れ」や「静止している唐揚げに水平方法に箸で撃力を加えた後の挙動」、「わせ弁を買ってから研究室に到着するまでにかかる数分間に弁当の温度が何度くらい低下するか」、「弁当容器のたわみ」について扱ってみたいが、ブログを書くことに疲れてしまったのでそのような負担の大きい題材を扱うことは当分ない。楽がしたいのである。スタミナ弁当を食べたくらいではブログ用のスタミナは付かない。
スポーツ弁当
★★★★☆
ご飯、ごま、梅干し、キャベツの千切り、メンチカツ、ソース、しば漬け、たくあん、焼肉、唐揚げが入っている。嬉しいことにキャベツの千切りが写真の左上と右下の2箇所に入っており、野菜が多めでスポーツマンの体調に対する配慮がなされている。茶色の占める割合が比較的小さいため視覚的においしそうである。そして弁当容器が横長で体積が大きめである。
今回は普通盛(500円)を購入した。
よいスポーツをするためには食べ物に気を配らなければならないので、スポーツ弁当のカロリーを計算することにする。先行事例として広告研究会による次のサイト[1]がある。
カロリー算出のためにカロリーSlismというサイト[2]を使用した。重さを量るためにデジタルスケールを使用した。(DS2005 株式会社アスカ 最大計量2kg 最小計量1g)
調査結果を以下に示す。
- メンチカツ78gが1個で約150kcal
- 唐揚げ3個が108gで314kcal
- ご飯247gで415kcal
- 梅干し1gで約1kcal
- ソース5gで6kcal
- キャベツ42gで10kcal
- 沢庵14gで4kcal
- しば漬け25gで8kcal
- 焼肉99g(カロリー計算では牛肉のそぼろ99gで代用)で213kcal
合計すると1121kcalであった。
参考までに日本医師会のサイト[3]を参照して18~29歳の男女が1日に必要とするカロリーを示す。ただし我々研究室のメンバーは椅子に座って1日を過ごすため、身体活動レベルはレベル1(生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合)とする。計算の結果、男性は2280kcal/日で女性は1665kcal/日である。
したがって運動をしない男性にとっては1121/2280=約49%、運動をしない女性にとっては1121/1665=約67%のカロリーをスポーツ弁当から摂取できる。1食だけで1日に必要なカロリーのうち大体5割くらいを摂取できるため、スポーツ弁当は高カロリーといえる。
カロリー計算をしている間にスポーツ弁当はすっかり冷めてしまった。しかし腹ペコだったためにおいしくいただいた。完食である。何かスポーツがやりたくなった。
[1]http://waseda-ad.com/wasead/foods/wasfes-waseben/#i-4
[3]https://www.med.or.jp/forest/health/eat/01.html
唐揚焼肉弁当
★★★★☆
ご飯、オムレツ、しば漬け、唐揚げ、焼肉、キャベツの千切りが入っている。
今回は普通盛(500円)を購入した。
そろそろ食レポに力を入れ始めたいので、筆者の食レポを披露したい。
「うん!おいしい。唐揚げと焼肉の組み合わせが斬新ですね。唐揚げ好きにはたまらないです。焼肉は固めの肉が好みな人にお薦めです。オムレツはやわらかくてふわふわですよ。しば漬けがよいアクセントになっています。ご飯はほかほかで噛むと甘みが出ます。そして影は薄いですが重要なのはキャベツです。キャベツによって弁当にメリハリが出ます。」
適当に形容詞を並べるだけでそれなりの食レポはできそうである。
少し調べてみると、客観性があって何がお薦めでどんな人が好きそうかをきちんと述べている食レポが良い食レポらしい。主観的においしいと言っても他の人の参考にならないからだ。
筆者の食レポ能力の伸びに期待したい。
ここで焼肉思い出話をしたい。以前友達と焼肉屋に行ってひたすら肉を食っている最中に筆者は肉に飽きてきた。そろそろ野菜も食べたいと友達に言ったら、焼肉屋は肉を食べる場所であり野菜が食べたければ焼き野菜屋に行くべきとその友達は言った。この場を借りてその友達に異議あり!と言いたい。焼肉屋で肉のみを食べる人は、研究室で研究しかしない人に相当する。1日のほとんどを研究して過ごしている人であっても、ときには体を動かして血の巡りを良くし、食事に気を配って脳に栄養と酸素を十分に供給しなければならない。適度な気分転換は研究活動を活気づけるのである。焼肉屋の肉問題についても全く同様である。少しの野菜があるおかげでますます肉をおいしく食べられる。つまりメリハリが大事と言いたいのである。
ホッケの塩焼弁当
★★★☆☆
ご飯、ごま、梅干し、たくあん、しば漬け、ひじき、きんぴらごぼう、大根おろし、ホッケ、醤油が入っている。わせ弁ではない普通の弁当のにおいがする。ホッケは油っ気が少なかった。薄味なため、醤油と大根おろしの助けを借りた。唐揚げはさくさくしていて大変良かった。唐揚げは弁当容器の個室の1つに隔離されており、他のおかずから水分を吸い取らなかったためだと思われる。
今回は普通盛(500円)を購入した。
近年Instagramに投稿するためだけに食べ物を注文し、写真だけ撮って食べずに立ち去る人が少なからずおり、たびたび問題になっている。
Instagram使用者がこの問題を認識し、相互監視により自然にInstagramのための食わず逃げがなくなるのがよい。
筆者はちゃんと食べていることを示すために食後の写真を撮った。
Foodieのおかげで食後の様子を美しく撮影できた。今まで見た写真の中で一番インスタばえしそうである。
メンチ焼肉弁当
★★★★☆
ご飯、メンチカツ、ソース、焼肉、キャベツの千切り、オムレツ、しば漬けが入っている。焼肉を食べた感想は以前述べた通りである。
今回は普通盛(500円)を注文した。
研究室の先輩が別の弁当を食べているときに割り箸が折れてしまったので、そのことについて考察したい。割り箸が折れる直前の状況は次のようであった。割り箸で挟んでいるのは唐揚げである。
抽象化すると次のようになる。
下の割り箸には上の割り箸からの荷重に加えて唐揚げの自重も加わるため、下の割り箸にはより大きな荷重がかかる。そのせいか、折れたのは下の割り箸であった。実際には他の外力が下の割り箸にかかったからであると考えられるが、その外力も唐揚げからの接触力であるとみなして議論をすすめる。ただし、ここでは重力の影響は無視できるほど小さいとする。さらに、実験の結果、下の割り箸が折れるときには中指からの荷重がかかっていなかったと考えられるため、次の図のように単純化できる。
力のつり合いより
モーメントのつり合いより
よって
左端の図心を原点とし右方向に軸、上方向に軸をとる。
のとき位置の断面における曲げモーメントは
のとき
よってつまり親指の位置でモーメントが最大となる。割り箸が等方性で脆性破壊を起こすまでフックの法則に従うとする。さらに一様断面のはりとみなせるとする。そしてせん断力による影響は小さいとする。結論だけ言うと親指の位置の表面で応力が最大となる。はりの高さと断面二次モーメントをそれぞれとすると
割り箸は脆性材料であり、最大主応力説によって破壊するものとすると、この最大応力が許容最大応力に達したとき破壊を起こす。
先輩は握力が強すぎて、割り箸が壊れるほどの荷重をかけてしまったのである。
中華弁当
★★★★☆
ご飯、ごま、梅干し、キャベツの千切り、揚げ餃子、春巻き、たくあん、しば漬け、唐揚げ、チリソース、醤油、からし、しゅうまい、肉団子、ザーサイが入っている。チリソースの赤さのために中華っぽさが醸し出されている。それから甘くて酸味がある。個人的にはもっと辛さが欲しい。全体として、おかずの種類が多くてありがたい。
今回は普通盛(480円)を注文した。
これまでわせ弁日記に莫大な時間を注いできたが、本業の研究をはじめとする諸々がおろそかになっているため、しばらく差し控えさせていただく。具体的には、わせ弁日記を書くための時間を30分間に制限することにする。
揚げ餃子を食べるとのどが渇く。近くのスーパーで買ったジャスミン茶をがぶ飲みしてのどの渇きを癒した。
生姜焼弁当
★★★★★
ご飯、豚肉の生姜焼き、キャベツの千切り、しば漬けが入っている。生姜焼きの汁がひたひたである。つまり「つゆだく」。焼肉と違って生姜焼きは咀嚼しやすい。結局、肉は細切れにすべきである。
今回は普通盛(480円)を購入した。
参考文献[4]の方法に従って割り箸を割ったらきれいに割れた。
[4]http://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/koremade/213928.html
そういえば、しば漬けは茄子の漬物らしい。よって、今回は茄子とキャベツ(どちらも淡色野菜)を摂取できた。
チンジャオロース弁当
★★★★★
ご飯、しゅうまい、しば漬け、千切りキャベツ、チンジャオロースが入っている。すでに飽きている唐揚げが入っていないため、なおさらおいしく感じてしまっている可能性があるが、星5つである。やはり肉は細切れになっていたほうが食べやすい。
今回は普通盛(480円)を購入した。
筆者は授業で中国語を履修していたが、そのときは中国語を学ぶ意義を全く感じていなかった。しかし、授業のおかげで今、チンジャオロースを中国語読みすることができる。いつ何が何の役に立つか分からないものである。中国語の学習が活かされたことは今までなかったので、今回使えて嬉しさを感じる。店員さんの中に中国語を話せる人がいそうなので、中国語会話にも活かせる可能性がある。
食べ終わって片づけるときに弁当容器を傾けたら、チンジャオロースの残り汁が服にこぼれた。最悪である。
おふくろ弁当
★★★★☆
ご飯、おかか、のり、キャベツの千切り、ゆで卵、照り焼きチキン、しば漬け、たくあん、ポテトサラダ、きんぴらごぼう、ひじきが入っている。筆者にとって半熟ゆで卵と皮がパリパリなチキンが好みであるが、この弁当のゆで卵とチキンはそうではなく、残念であったが味はよかった。
今回は普通盛(480円)を注文した。
この弁当には横長の弁当容器が使用されている。このことから、おふくろ弁当の「おふくろ」は懐の広い人を想定したものであり、「懐の広い人が作った弁当」がテーマの弁当であると推測できる。それが本当かどうかを知るつもりはない。
今更だが、ポテトサラダを割り箸で食べるのは難しい。
チキン照焼弁当
★★★★☆
ご飯、きんぴらごぼう、しば漬け、ゆで卵、千切りキャベツ、チキン、テリヤキソースが入っている。これまでわせ弁に君臨していた唐揚げにチキンが取って代わったような感じである。テリヤキソースはみたらしのようであった。しかし色がみたらしより濃ゆく、甘さが少ない点で違いがある。チキンにはもとから醤油ベースの味付けがされているが、表面にツヤを出すためにテリヤキソースをかける。
今回は普通盛(480円)を購入した。
見方を変えるとチキン照焼弁当が人の顔に似ていることに気が付く。ゆで卵がゴーグル、チキンがマスク、千切りキャベツが髭、ご飯が白髪、その他がその他のようである。チキン照焼弁当はキャラ弁である可能性がある。
ビビンバ焼肉弁当
★★★★☆
ご飯、ナムル、しば漬け、ゆで卵が入っている。肉は噛めば噛むほど味が出てくる。その味はこれまでに食べてきた〇〇焼肉弁当に入っている焼肉の味と同じである。よく考えてみれば、火が通った厚切りの肉を食べる機会は滅多にないので(あったとしてもミディアム状態で食べてしまう)、筆者には肉の弾力に対する耐性がついていない可能性がある。ナムルはほんの少しであるが辛味があってよい。喜ばしいことに確認できただけでも、もやし、にんじん、緑色の細長い野菜、茶色の細長い茎のような野菜、きくらげ、唐辛子、ごまと調味料で構成されており、野菜が豊富である。
今回は普通盛(450円)を購入した。
研究室にある電子レンジを使ってわせ弁を温めてみた。
温め終わった直後は湯気が出ていたが、このブログに書く内容を考えているうちに冷めてしまった。
ゆで卵と肉にしっかり火を通してあるのは安全面に気を使った結果であると考えられる。よって弁当に半熟卵やミディアムの肉を求めてはいけないのかもしれない。
ベスカラ弁当
★★★★☆
ご飯、千切りキャベツ、しば漬け、唐揚げ、ベストサンド?、ソースが入っている。唐揚げが入っていない弁当が5回も続いたので、この弁当で唐揚げと再会できて満足である。
今回は普通盛(450円)を購入した。
この弁当を購入する前は、「ベスカラ」の意味について様々な憶測が研究室内でなされており、最も有力そうな説は「ベストな唐揚げ弁当」であった。ベスカラ弁当を購入して持ち帰り、ふたを開けてみると、そこには「ベス」らしき円盤状の揚げ物があった。ベスの構造を調べるために2つに切断した。その断面図を次に示す。
観察の結果、チーズを挟んだハムに衣を付けて揚げた食べ物であると判明した。
この弁当を購入する前に文献調査を行っていなかったので、食べ終わったあとにネットで調査を行った。すると「ベス」とは「ベストサンド」の略であることが分かった。ベストサンドの意味については分からなかった。
あらびきハンバーグ弁当(トマトソース)
★★★★★
ご飯、唐揚げ、しば漬け、きんぴらごぼう、ハンバーグが入っている。どちらかといえば、トマトソースではなくデミグラスソースの風味が強い気がする。ふたを開ける前からわせ弁らしからぬおいしそうな匂いが研究室内に漂い、皆の食欲を刺激した。ふたを開けてみると見るからにおいしそうであった。結局、なぜわざわざメニューでトマトソースの存在を強調しているのかは分からなかった。
今回は普通盛(450円)を購入した。
わせ弁周辺にはいくつもの弁当屋が存在しているが、わせ弁以外の弁当屋に関するブログは書きにくい。なぜならネタ性が薄いからである。なんらかのネタがないとブログにしにくい。
つまり「わせ弁以外はブログにならない」。これは大学でよく使われる決まり文句である「それは論文にならない」と非常によく似ている。ブログにおけるネタ性は論文における新規性に相当する。
古くからわせ弁に関する考察はなされていて、過去にはわせ弁のメニューを全部制覇した強者も存在する。しかし今もなお、わせ弁に対する興味は新たに湧き続ける。実際に現在も多くの人がわせ弁を食している。だからこそ今も、わせ弁に関する考察をする必要性があると考える。
本ブログは、わせ弁を工学的に考察している点で他のブログと異なると強調しておく。
工学は必ず役に立つことに対して用いなければならぬとの立場からすると、本ブログで行っている工学的考察は何の役にも立っていないため無駄である。しかし、そもそもこれはただのブログであるため、多少無益なことでも許されるのである。
唐揚(鶏)弁当
★★★☆☆
ご飯、唐揚げ、しば漬け、千切りキャベツが入っている。実にシンプル。唐揚げの多さに耐えられなかったので星3つである。(もちろん完食した。)
今回は普通盛(430円)を購入した。
唐揚げの味付けは醤油ベースで少し塩辛い。あと、衣の表面粗さ(機械製図の授業で習う概念)が小さいため、なおさら油っぽく見えてしまう。
もし長らく唐揚げを食べていなくて唐揚げをたくさん食べたい気持ちであったならば、この弁当をもっとおいしく食べられたのだろう。しかし、筆者は頻繁にわせ弁の唐揚げを食べていて若干飽きてしまっている。他の味付けの唐揚げが食べたい。
弁当名で鶏を強調している理由に関しては諸説あるが、ここで筆者が考える新説を提唱したい。裏メニューに唐揚(鳩)弁当があるとする説である。はたして真偽の程はいかに。
エビフライ弁当
★★★★★
ご飯、キャベツの千切り、しば漬け、きんぴらごぼう、レモン!、エビフライ、タルタルソース、からし、ソースが入っている。エビフライにつけるソースが3種類もあり、さらにレモンまであるため、通りの味付けでエビフライを楽しめる。筆者の一番のお気に入りはレモンだけをエビフライにかけた場合である。わせ弁の最大の特徴である脂っこさを否定し、さわやかさを追求した。
今回は普通盛(430円)を購入した。
この弁当はエビフライを3本も食べられるので満足感がある。
MATLABをPCにインストールしたので簡単にグラフを作成できるようになった。ステーキ弁当を食べた日に載せた来客数の時間分布図は、MATLABで作成した正規分布のグラフにPowerPointで一部手を加えたものである。
チキン竜田弁当
★★★★★
ご飯、きんぴらごぼう、しば漬け、千切りキャベツ、チキン竜田が入っている。チキン竜田にかかっているたれは、酸味のあるみたらしのようであった。チキン照焼弁当のテリヤキソースと同時に食べ比べてみないと詳しいことは言えないが、同じような味のたれである。さすがにみたらしだんごに使われるみたらしとは酸味の点で異なっており、おかず用に開発されたものであると推測できる。
チキン竜田の表面とこれまでに食べてきた唐揚げの表面(他の弁当の写真を参照)を見比べてほしい。チキン竜田の表面はざらざらしている一方で唐揚げの表面はのっぺりしている。表面の様子によってギトギト感が大きく異なっている。筆者はチキン竜田の表面のほうが好みである。
今回は普通盛(400円)を購入した。
以前わせ弁でもらったくじの正体が分かったので報告する。「2019新宿区応援セール」のくじであった。そのキャンペーンに参加している店舗で6/1(土)~6/20(木)に500円以上の商品を購入した、またはサービスを利用した場合に、スピードくじ方式の抽選券を1枚もらえるキャンペーンであった。シーフードフライ弁当(500円)を購入したときにくじをもらえて、その翌日にステーキ弁当(580円)を購入したときにくじをもらえなかった理由は、その2日の間にわせ弁が保有していたくじが全部配布されたからであった。
ミノキムチ丼
★★★☆☆
ご飯、しば漬け、唐揚げ、ミノキムチが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
容器が茄子カラの普通盛と同じ大きさであり、小さめである。しばらくの間、大きめの弁当容器に入った弁当を連続して食べてきたので、この小ささに少し驚いた。
ミノキムチとは、キムチ味の牛の胃である。初めて食べる食材だったので星3にした。やはり唐揚げはしょっぱい気がする。
ミノキムチ弁当ではなくミノキムチ丼である理由が不明である。
店先の電光掲示板に表示されている値段と実際の値段が異なっているので、早めに修正したほうがいいのではないか。
もつ丼
★★★★☆
ごはん、もつ、しば漬け、ねぎが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
もつについて。煮込まれたもつの味のために、たれに使われている調味料が何なのかよく分からなかったが、おそらく味噌であろう。今までもつをあまり食べたことはなかったが、見た目に反してやわらかく、食べやすかった。適度な弾力があるために、口の中が面白いことになった。味やにおいのくせが強くなかったので安心して食べられた。
しば漬けについて。色が鮮やかすぎる。口の中が真っ赤になってしまいそうである。
ねぎについて。得体のしれないもつを食べ進める中でねぎに出会い、昔なじみの香りがすると安心感を感じた。あたかも暗闇の中、人里離れた長い山道を進み、人家から漏れ出す灯りを見つけたときのような安心感であった。ねぎは優れた香味野菜であるとの確信を深めた。
いつもは13:00過ぎにわせ弁を買いに行くが、本日は11:30頃にわせ弁に行った。するといつもよりご飯が熱々であった。筆者は軽い猫舌であるため、ご飯の熱さに驚いた。
ミノキムチ丼も、もつ丼も小さめの容器に入っていた(共に普通盛)。この小さめの容器の名前が「丼」なのではなかろうか。そうだとすると、同じく小さめの容器で提供される普通盛の茄子カラ弁当は、実は茄子カラ丼なのではないか。
塩チキン弁当
★★★★★
ご飯、きんぴらごぼう、しば漬け、レモン、千切りキャベツ、塩チキンが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
チキン照焼のチキンの表面は褐色だったが、塩チキンは白い。肉に下味をつけるときに使う調味料の種類より、色に違いがでるのであろう。チキン照焼には醤油、塩チキンには塩を使っている。さらに、肉には胡椒が程よく効いていて食べやすい。加えて、塩チキンにレモンは非常によく合う組み合わせであると感じた。
牛肉と違って鶏肉は柔らかくて食べやすい。
普通盛だと肉の量に対してご飯が少ない気がする。
筆者が普段過ごしている喜久井町キャンパスからわせ弁への行き方について述べる。わせ弁に通い始めた初期は下図で青い点線によって示した道を通ってわせ弁に行っていた。しかし、下図で緑の点線によって示した道を通ったほうが早く着くことに気が付いた。それ以来、緑の点線を通ってキャンパスとわせ弁の間を行き来している。
Googleマップのルート検索でも緑の点線で示した道のほうが50m短いと表示される。偶然かもしれないが、緑の点線で示した道を通ったほうが信号に引っかかりにくい上に、信号の待ち時間も少ない。
チキン南蛮弁当
★★★★★
ご飯、きんぴらごぼう、しば漬け、千切りキャベツ、レモン、チキン南蛮、タルタルソースが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
この弁当の特徴はなんといってもチキン南蛮の衣であろう。これまでに食べてきた唐揚げ(茶色)、チキン照焼(こげ茶色)、チキン竜田(白みがかった茶色)、塩チキン(白)のどれとも異なる見た目をしており、黄色である。色だけでなく、衣がどのチキンよりも厚く、およそ3mmであった。衣が湿気を吸ってしまっていたが味はよく、タルタルソースやレモンなしでも大丈夫である。これらのチキンの中では、チキン竜田とチキン南蛮が好みである。
本日は日曜日なのにも関わらず、わせ弁にはお客がたくさんいた。客数が少なそうな日曜日であっても朝から晩まで開店しているため、どうやりくりしているのか不思議である。
今回はわせ弁のビジネスモデルについて簡単に考察しよう。わせ弁はそのネタ性で集客し、その油で客をわせ弁中毒にし、リピーターを増やす。店先で弁当を販売するだけなので客の回転が速い。普通盛の値段は安くても、わせ弁に胃袋をつかまれた常連客は大盛りを注文するため追加料金を支払う。よって実質的な単価はそこまで低くない。極め付けはメニューの多さである。(筆者は毎日わせ弁に通っているのに全メニューを制覇するのは相当先のことになりそうである。)もしかすると本当に高田馬場で鳩を狩っているかもしれない。そうだとすると材料代を節約できる。
とりそぼろ弁当
★★★★★
ご飯、しば漬け、きんぴらごぼう、唐揚げ、インゲン豆の天ぷら、とりそぼろが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
唐揚げについて。久しぶりの唐揚げだったので、唐揚げの味が気にならなかった。
インゲン豆の天ぷらについて。やはり弁当には緑が必要である。千切りキャベツはどうしても水っぽくなってしまうが、天ぷらからは千切りキャベツほど水がしみだしてこないため良い。
とりそぼろについて。甘くて生姜が効いている。佃煮のような味である。
筆者は甘党なので星5つである。
以前に普通盛が小さめの容器で提供される弁当のことを「丼」と呼ぶのではないかと推測したが、例外を再び見つけた。今のところ茄子カラ弁当と、とりそぼろ弁当の2つが例外である。
わせ弁を研究室に持ち込むと室内がわせ弁の匂いで満たされ、湿気臭さがかき消される。このことから、わせ弁には抗臭効果があると言える。ただし、抗臭効果はわせ弁を食べ終わるまでしか続かないこと、消したい匂いの原因を根本解決しているわけではないことに注意しなければならない。
二段シャケ弁当
★★★★★
ご飯、おかか、のり、シャケ、ゆで卵、ちくわの天ぷら、醤油、しば漬け、きんぴらごぼうが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
弁当のご飯が二層構造になっていて、底から順に、ご飯、おかか、のり、ご飯、おかか、のりとなっている。その上に惣菜が乗っている。二段シャケ弁当は、のり弁の一種である。
この弁当は小さめの容器に入っている。以前、普通盛が小さめの容器で提供される弁当のことを丼と呼ぶのではないかと推測したが、さすがに例外が多すぎる。よってこの推測は正しくない。
今まで食べてきた弁当の中には初めて見る食材が入っているなどしたため、怪しみながら食べていた。一方で二段シャケ弁当はのり弁の一種であるためなじみ深く、怪しむ必要がなかった。
ドカ弁ものり弁の一種である。そちらの方の惣菜は揚げ物ばかりで全体的に茶色い。ドカ弁のほうがわせ弁らしい弁当である。
カキフライ弁当
★★★★★
ご飯、キャベツの千切り、きんぴらごぼう、レモン、しば漬け、カキフライ、ソース、からしが入っている。
今回は普通盛(400円)を購入した。
注文してから会計するまでに10分程度かかるので、その場で揚げているのだろう。
今回は冷めないうちに食べ終わった。
イカフライ弁当
★★★★★
ご飯、きんぴらごぼう、しば漬け、キャベツの千切り、イカフライ、ソースが入っている。
今回は普通盛(380円)を購入した。
ステーキ弁当、カキフライ弁当と同じく、注文してから弁当を受け取るまでに10分くらいかかる弁当のうちの一つである。これらの弁当は注文が入ってから調理されていると推測できる。
唐揚げと牛肉とホッケを除けばわせ弁の惣菜は基本的になんでもおいしい。よってこの弁当も星5つである。
わせ弁を食べると眠気に襲われる奇妙な現象が研究室内で観測された。筆者自身は何を食べても昼食後は眠くなる体質なので、わせ弁を食べたときと他の食べ物を食べたときの違いが分からない。しかし複数名がわせ弁を食べた後に眠くなると訴えたため、その原因について検討する必要が生じた。議論を進めていく中で睡眠薬混入説などが提案された。真偽の程は不明である。
話はそれるが、このように筆者はブログ作成に励んでいるが文章作成能力は伸び悩んでいる。その理由は極めて単純である。インプットがないからである。筆者は高校生になって以来書物をほとんど読んで来なかった。読むとしても参考書、SNS、データシート、試験問題くらいである。筆者が文章を書くときは、目標とすべき上手な文章がいかなる文章なのか知らずに書き散らしているだけなのである。これでは上達できない。
ミックス弁当
★★★★☆
ご飯、唐揚げ、しば漬け、のり、オムレツ、コロッケが入っている。
今回は普通盛(380円)を購入した。
やはり唐揚げの肉は固く、衣は平面的である。
これまでに食べてきたどの弁当にものりの下におかかが隠れていたが、この弁当にはなかった。代わりに醤油ベースのたれがご飯にかかっている。小さな変化であるが、気に入った。
日付:2019.7.16、天候:雨、購入時刻:13:26、実験時刻:13:52、実験場所、第2研究室
目的:わせ弁は冷めているとの噂を耳にしたので、わせ弁の温度を調べて噂の真偽を確かめたい。今回は実験装置の試験運用を行い、噂の検証に備えることにする。
実験装置:サーモカメラ XT2
実験方法:XT2でミックス弁当を撮影し、サーモカメラで噂の検証ができるかどうか検討する。
実験結果:ミックス弁当のRGB画像とサーモ画像を示す。
オムレツとソースの袋は40℃程度で、唐揚げとコロッケとしば漬けは30℃程度である。筆者の手の温度よりわせ弁の温度のほうが高い。
考察:今回は表面温度を赤外線から測定しただけであり、接触温度計で計測した温度を使って補正していない。そのため厳密な議論はできないが、大まかに次のことが言える。
食べてみると分かるが、ご飯が一番温かい。オムレツとソースはご飯からの熱で温められやすいが、唐揚げとコロッケとしば漬けはご飯から熱が伝わりにくいと推測される。
わせ弁はできたてほやほや熱々ではないにしても、体温よりは温かい。わせ弁は冷めているとの噂が立つ原因はわせ弁本体にあるのではなく、購入してから食べる場所まで持ち帰る間に冷えてしまうからだと予想できる。
厳密な温度を調べなくても噂を検証できるため、サーモカメラを用いてもよいと結論づける。
パワー弁当
★★★★★
ご飯、ごま、梅干し、唐揚げ、肉団子、キャベツの千切り、たくあん、しば漬け、コロッケ、ソース、オムレツ、ステーキが入っている。
今回は普通盛(750円)を購入した。
注文したら15分くらいかかるが大丈夫かと確認された。本日はパワー弁当を食べる予定だったので大丈夫と答えた。
とうとうパワー弁当を買ってしまった高揚感からか、購入してから研究室に戻るまでの間に弁当をぶんぶん振り回しながら歩いてしまい、ステーキのたれが漏れ出してしまった。ステーキが浸るほどたれが入っているため、弁当容器を傾けてはならない。
他の弁当より高価であり、迫力がある。
ステーキの焼き加減はウェルダンである。筆者はミディアムが好みであるが、衛生面を考えてしっかり火を通していると推測できるため、仕方がない。
唐揚げが容器からはみ出さんばかりに乗っかっている。
いつもは発砲スチロール製の熱が伝わりにくい容器だが、この容器は違う。研究室の冷たい机の上にパワー弁当を置くと、速やかに熱が弁当から机に移動してしまう。
この弁当を食べてパワー弁当は力であると確信した。
結言
筆者は工学の人間であるため、わせ弁の食レポをするにあたって批判的な立場で考えることを徹底した。その結果、わせ弁はつっこみどころが満載であった。到底一人の力では批判し切れるものではなかった。しかしながら隙の多さゆえに、わせ弁は多くの人から愛されているのであろう。わせ弁に関するブログの多さがわせ弁の人気さを物語っている。
これでわせ弁の黄色いメニューに載っている弁当は全て制覇したことになる。(テープで隠されているうなぎW(2枚)弁当はまだ注文していない。売っているのかどうかすら不明。)5月27日から7月17日に渡る52日間で34種類の弁当を食べたことになる。食べ過ぎである。
今後の展望
わせ弁のメニューは非常に多い。これまでに食べてきた弁当は全メニューのうちの一部でしかない。
黄色いメニューに表示されている34種類に加えて、白いメニューに表示されている弁当もある。こちらの弁当も食べる必要がある。全メニュー制覇への道のりは長い。
今後も文章作成能力を磨きつつ食レポに熱心に取り組み、わせ弁のイメージ向上に貢献していく所存である。