おジャ魔女どれみのコラボカフェに行ってきた。そこでハナちゃんの哺乳瓶ミルクティーを注文した。
筆者が物心ついたころにはすでに哺乳瓶を卒業していたため、哺乳瓶の吸い方を完全に忘れてしまっていた。そのため最初は吸い方が分からず困り果てた。哺乳瓶を吸おうとして色々と試しながら考えたことをここに書き記したい。
哺乳瓶の特徴
ここでは一般的な哺乳瓶について論じる。
哺乳瓶の最大の特徴は瓶にはめてあるゴム製の突起である。この突起は中空になっており、柔らかくて変形しやすい。先端には小さな穴が開いていて、この穴から中に入っている飲み物を吸う。哺乳瓶を逆さにしただけでは中の飲み物が出てこないが、ゴム製の突起をつまむように変形させて先端の穴を広げると中の飲み物が少量だけ出てくる。速く飲みたい場合は吸引すればよい。しかし、吸いすぎると哺乳瓶内の圧力が下がってゴム製の突起がつぶれてしまい、飲み物の流路が狭くなってしまう。吸い過ぎには注意しなければならない。他にも、瓶を握力で握りつぶしたり、瓶の中身を手で温めて膨張させたりすれば飲む速さを速められる可能性があるが、現実的ではない。瓶は固くて変形しにくく、せっかくの冷たい飲み物がぬるくなってしまうためである。哺乳瓶を逆さにしないと中の飲み物が出てこないので、必ず逆さにしなければならない。逆さにした哺乳瓶を飲むためには顔を上に向ける必要がある。
逆さにしてもそのままでは中の飲み物が出てこない点、一度に少量しか出てこない点、強い吸引力がなくてもゴム製の突起を変形させれば中の飲みものが出てくる点は赤ちゃんにとってありがたい特徴なのであろう。
かわいく哺乳瓶を吸うためのコツ
ここでは飲み方について気づいたことを述べる。
特に工夫をせずに大人が哺乳瓶を吸うと、あたかもビールを一気飲みしているかのように見えてしまう。
哺乳瓶を吸うときも、ビールを一気飲みするときも、上を向きながら飲むからである。つまり大人が哺乳瓶を吸ったからといって必ずしも赤ちゃんらしさが生じるわけではない。
せっかく哺乳瓶を吸うからには赤ちゃんみたいにかわいらしく吸いたい。その願望をかなえるためには3つコツがある。
- 目を閉じる
- 哺乳瓶をわしづかみしない
- 口をモゴモゴさせる
目を閉じる
目を開けながら哺乳瓶を吸う我が友の姿を見て、筆者は恐怖を感じた。そこで、試しに目を閉じてもらい、その状態で哺乳瓶を吸ってもらうと、我が友が少しだけ赤ちゃんに近づいたような気がした。
目を開けながら飲む方法と目を閉じながら飲む方法の両方を試した結果、目を閉じた方が絶対によいと分かった。目の持つ威力はあまりにも強すぎるため、目を閉じて眼力を遮断しなければならない。目を閉じるだけで、哺乳瓶をくわえた大人の顔が和やかになる。
哺乳瓶をわしづかみしない
最初筆者たちは普段コップを持つときと同じように片手で哺乳瓶をつかみ、その持ち方のまま哺乳瓶を吸った。しかし、その姿はビールを一気飲みする姿とよく似てしまっていた。哺乳瓶の持ち方も工夫しなければ赤ちゃんらしくならないと気づいた。
赤ちゃんみたいになるためには、まず両手で哺乳瓶を持たなければならない。両手で哺乳瓶を持つときは肘を張らないようにしなければならない。加えて、指をそろえて可能な限り手を小さくしなければならない。
ただし、手をグーの形にしてしまうと、わざとらしくなって違和感が半端ないので避けなければならない。
本来赤ちゃんは哺乳瓶を自分で持たず、大人に持ってもらう。しかし、大人が哺乳瓶を吸うときは自分で持たざるをえない。可能な限り手の存在感を小さくしなければならない。
口をモゴモゴさせる
一度に少量しか中の飲み物が出てこないからといって、あせって吸引してはならない。哺乳瓶を吸引するためにはそれなりの力を必要とするので疲れてしまう。唇でゴム製の突起を変形させる動作を周期的に繰り返すだけで我慢しなければならない。この周期的な口元の動きが赤ちゃんらしさを醸し出す。
おジャ魔女どれみカフェ
もちろん哺乳瓶目当てでおジャ魔女どれみカフェに行ったわけであるが、他の食べ物もかわいらしく、良い思い出になった。おジャ魔女どれみのような対象年齢が低いアニメは、ところどころにギャグが散りばめられているため、見ていて単純に面白い。しかも絵がかわいらしいため、見ていると脳がほぐれる気がする。
今回の体験はとても楽しかったので大満足である。